ロレックスは、毎年様々な新作モデルを発表しています。新作発表の度にメディアで取り上げられることも多く、中には人気に火がつき、大きな話題を呼ぶケースもあります。ロレックスを集めることが趣味のコレクターもおり、特に在庫が少なく希少性が高いモデルに関しては、オークションなどで高値取引される場合もあるのです。ロレックスの場合、中古の価格は少々特殊な事情があり、通常ではあまり考えられない現象も起こります。

一般的な時計メーカーの場合、中古の時計は価格が抑えられており、新品の5割~7割程度で購入できるモデルも少なくありません。コレクションの新作が発表されると、そちらに人気が集中してしまい、更に価格が下落することもあるのです。逆に言えば、時計を買い取ってもらうタイミングが難しく、時期を逃すと安値でしか売れない場合もあります。

ロレックスの場合も、中古は新品より価格が安く、手軽に購入できるモデルも存在します。この点は他の時計メーカーと変わりませんが、中古品に人気が集中し、現行モデルよりも価格が高騰するという逆転現象が見られることもあるのです。ロレックスでは、コレクションやモデルに何らかの方針転換があった際に中古価格が大きく動きます。

例えば、過去にデイトナのムーブメントが手動巻きから自動巻きへと移行した際、旧モデルの人気が高まり、価格が暴騰する事態になりました。特に60年代~70年代前半に製造されたヴィンテージモデル(6263など)は、数十年を経てもなお高値で取引されています。ヴィンテージのデイトナは愛用者も多いですが、出回っている数が少ないことから、入手が非常に困難です。

一般的な中古の時計の価格は、年月とともに下落する傾向にあります。しかし、ロレックスでは値崩れが中々起こらず、一部のオイスターケースやデイトジャストのように、値段があまり変わらないモデルも存在します。これらの代表コレクションは、中古時計市場で特に人気が高く、日本に限らず、世界各国で常に一定の需要があることが理由です。