気付いたらロレックスの時刻がずれていたことはないでしょうか。多くの時計には日差・月差というものがあり、1日または1ヶ月でずれる時間を表しています。例えば月差が+-180秒であれば、1ヶ月で3分ほどずれが生じる計算です。このため、通常は時間が遅れても故障ではありません。しかし、何十分・何時間とずれが生じてしまった場合、故障していると考えられます。

考えられる原因は様々ありますが、もっとも多いものが部品の磨耗です。ロレックスも長期間使用していると、徐々に内部の部品がすり減っていきます。特に針を動かす歯車は磨耗が激しく、歯が丸くなると噛み合わず、時刻のずれの原因になる場合があります。このため、該当する部品を交換すると元通りになります。

また、油が関係している可能性も考えられます。時計の部品は磨耗を防ぐため、薄くオイルでコーティングされていますが、長期間の使用で油が劣化して固着したり、切れてしまうことがあるのです。注油することで解決しますが、通常はオーバーホールを行い、時計本体の分解や部品の洗浄作業も必要です。部品の磨耗や破損を招くためにも、ロレックスのアフターサポート窓口などへ相談してみましょう。

内部に埃が侵入し、歯車の動きを阻害している場合もあります。例えばリューズの閉め忘れなどによって、ケースにできた隙間から見えない塵や埃が入り込み、歯車に絡んでしまうことがあるのです。埃が他の機能に影響を及ぼす可能性もあります。油切れの場合と同様に、オーバーホールをすると良いでしょう。

落下など、物理的に衝撃を与えた場合、内部の部品がずれてしまっている可能性が考えられます。外側からは異常が確認できないことも多いですが、他の機能にも影響が出ている場合もあります。そのままにするとロレックスが完全に故障してしまい、内部そのものを交換する羽目になります。万が一落下させてしまったときは、早めにロレックスの窓口、修理店などへ修理を依頼しましょう。