時計に詳しい方であればブライパンが1735年に創業し、現在も存続する最古のブランドであることを知っていることでしょう。このブライパンは万人受けするというよりは、一部の愛好家に愛され続けているブランドといえます。ブライパンを支持している方のほとんどは、このブライパンの良さを正確に知っているのです。ではその良さを具体的にご紹介します。
ブライパンの特徴は
まず何といってもブライパンの特徴は、機械式時計以外は作らないことです。つまりクオーツ時計は作りません。「機械式時計」とは、電池によって動くクオーツ時計が作られ始める前からある、ゼンマイによって動く伝統的な機構の時計のことです。今でも自動巻き式や手巻き式などと言われ、オメガ、ロレックスなど多くの高級腕時計に使われている機構です。またブライパンは、この機械式時計の魅力を世界に広めたブランドとも言えます。別の言い方をすると、機械式時計の人気を再び復活させたのがブライパンだということです。1969年に最先端の時計としてクオーツ時計が登場しましたが、安価であるのに加えて正確なクオーツ時計は多くの人に支持され、機械式時計は下火になりました。このことを時計業界ではクオーツショックと呼ばれています。それでブライパンは機械式時計の人気を再燃させるべく、シックスマスターピースと呼ばれる6種類の傑作機構を作ることに乗り出します。通常より薄型で作られる「ウルトラスリム」、月の満ち欠けを表示できる「ムーンフェイズ」、うるう年さえ把握できる「永久カレンダー」、同時に2つの時間が計測できる「スプリットセコンド」、時計にかかる重量を平均化する「トゥルービヨン」、暗所でも音によって時刻が分かる「ミニッツリピーター」です。これらの製作は非常に難しい挑戦でしたが、ブライパンは数年で成し遂げました。シックスマスターピースは、ハイテク製品のクオーツ時計にはない感動をもたらしてくれることでしょう。