ロレックスの代表コレクションの中には、オイスターケースやパーペチュアルのように、長い歴史を持つものも存在します。これらはロレックスの中でも有名なコレクションですが、同様に古い歴史を持ち、密かに根強い人気を誇るのがエクスプローラ・コレクションです。

1953年、イギリスの遠征隊が世界初となるエベレストの登頂に成功しました。この偉業を達成した際、遠征隊が身につけていた時計がロレックスだったのです。エベレスト登頂というニュースが世界中を騒がせましたが、同年にロレックスは新しいモデル「エクスプローラー1」を発表しました。特殊モデルとされたエクスプローラーは、モデル名が和訳で「探検家」となることから、このエベレスト登頂にインスピレーションを得ています。

ロレックスのエクスプローラーは、60年代にキャリパー「Ref.1016」を搭載したモデルが販売されました。このモデルの後期版がヒットし、中古の時計市場ではデイトナ6263に並ぶ希少品として高値取引されています。特に80年代後半に生産が終了されたモデルが非常に高価で、シリーズの中でも特に希少性が高いと言われています。

さらにエクスプローラーは進化を続けていきます。90年代には従来の50メートルから100メートルへと、オイスターケース並の防水性能が強化されました。そして21世紀に入ると、大幅にモデルのチェンジが行われ、キャリパーの変更が行われています。ケース径が若干大きくなり、衝撃への強さもアップするなど、様々な強化が図られました。

また、エクスプローラーには1と2が存在します。エクスプローラー2は1970年代に登場し、日付表示窓が取り付けられるなど、実用面に重点が置かれています。ケース径も42mmと、1の39mmよりも大きくなっており、視認性が向上している点も特徴です。他のロレックスのモデルと比較して、実用性を重視するならエクスプローラーが候補となるでしょう。