今回のNEMクラッキング事件は、ネムNEMというシステム(仮想通貨XEM)の安全性の問題ではないと思います。
コインチェック社が仮想通貨取引所として、コールドウォレット(コールドストレージ)でネットワークから分離、更にマルチシグネチャ(複数署名)ウォレットで保管していれば防げたかもしれません。

1月26日の事件は残念ですが、そもそもNEMとかXEMが優れているポイントとは何でしょうか。

NEMは他の仮想通貨よりもブロックチェーンが優れたプラットフォーム
NEMという仮想通貨が、昨年躍進、仮想通貨の中では、そこまで目立っている通貨でもありませんが、徐々に価値を高めていました。その理由は安全性にあることと、NEMという仮想通貨の取り組み方にあるのです。
まだ仮想通貨を知らない方のために、NEMというのはどのような仮想通貨なのか、そして、他よりも優れているポイントについて紹介します。

NEMはプラットフォームの名称
仮想通貨のランキング等を見れば、NEMと表記されているものを見るかと思います。一見するとNEMは仮想通貨の1つと思われていますが、実際にはプラットフォームの名称です。つまり仮想通貨ではなく、仮想通貨を扱っているプラットフォームなのです。
実際の仮想通貨として取引されているものは、XEMというものです。XEMはNEMの中で使われているトークンですが、NEMの仮想通貨で単位として使われている言葉であり、そして仮想通貨としてNEMの中でやり取りされています。
多くの方が、NEMが仮想通貨だと思っています。正しくはXEMが仮想通貨で、NEMはその取引を支えるプラットフォームとして利用されているので、間違わないように気をつけておきましょう。なお、NEMの別名称のような形で、XEMの表記が行われることもあります。

NEMはプラットフォームとして利用されますが、かなり優れているポイントが多くあります。特に強いとされているのがブロックチェーンの構築です。
他の仮想通貨も、ブロックチェーンを組みながらセキュリティを高めているのですが、NEMは短いブロックを作ることが可能です。仮想通貨の取引なども行いやすくなりますし、セキュリティも改ざんされないように高められるメリットが有り、NEMは本来非常に安心できる仮想通貨として取引されるものです。

もう1つのポイントは、報酬発生の仕組みがビットコインとは異なることです。
ビットコインは、膨大なデータを処理するためのシステムが必要で、かなりコストが高くなっていました。画期的なシステムで、しかもデータを大量に処理できるというメリットはあるものの、維持コストという観点で問題がありました。
NEMは、通貨の保有量によって報酬を生み出す方針です。NEMは取引を行わないと報酬を発生させることが無いので、普段からシステムがデータ処理を行う必要はありません。これによって電力コストなどが非常に安く抑えられて、維持するために必要な価格が抑えられることになります。

ちなみに、NEMでは報酬発生の仕組みをハーベスティングと呼んでいます。これはビットコインで言うマイニングと同じですが、報酬発生の仕組みは異なる方法が使われているのです。

NEMのブロックチェーン技術は他の媒体にも
仮想通貨であるXEMのために作られたNEMですが、その技術は他の媒体にも進出しています。mijinというサービスは、NEMの取引を可能にしているZAIFが作ったもので、ほぼNEMに近いブロックチェーン技術を活用しています。
mijinは、プライベートブロックチェーンを作り出すために作られたサービスとして、誰もが参加できるパブリックチェーンです。現在でもクローズドβテストなどが行われて、高い機能を持たせるための実験を行っています。
現在は、mijinが使っているカタパルトの技術を、NEMにも活用させるためにテストを行っています。2018年には、mijinが作り出した技術がNEMに入ることにより、更に仮想通貨であるXEMの取引は加速するとよいでしょう。

NEMはここからさらに進化する
現在、時価総額でNEMは上位に付けていますが、かなり時価総額を持っている仮想通貨からは大きく離れています。ここからさらなる技術力の進歩によって、NEMはより取引を加速させ、処理を向上させることで、仮想通貨の時価総額を向上させていくかもしれません。

アルトコインで取引するならZaif、記事をご参照ください。