シャネルとはココ・シャネルによるファッションブランドですが、映画化されるほど知名度は高くだれもが知っているブランドと言えます。時計についていえば、かつて女性用しか製作していませんでしたが「J12」を2000年以降登場させ、男性用の時計にも力を注いでいます。今や「J12」は性別を問わず非常に多くの著名人も愛用し、「J12」がシャネルの時計の代名詞と言われるぐらいになっています。
「J12」が人気な理由
J12が発表後すぐに多くの人の心をつかんだ理由の一つは、シャネルがブランドとしてすでに「格」を持っていたことでしょう。J12のデザインには、創業者ココ・シャネルの持っていた「必要のないものはそぎ落とす」という哲学が浸透しています。J12はメンズウォッチとしてシャネルで初めて発表された作品です。普通そのような処女作には強いインパクト性や派手さを求めるはずです。しかしJ12には過度な要素は全くと言っていいほど見られません。これはすでに「格」を持っているブランドだからこそ行えることでしょう。シャネルが2000年9月にこのJ12を発表するまでに、7年程の年月がかかりました。この作品を開発するために挑戦しなければならないものがたくさんあったからです。例えばセラミックウォッチ、200メートル防水時計、自動巻き時計、メンズウォッチといった要素すべてが、シャネルにとって初の試みだったのです。この挑戦要素の高さも注目を集めた理由と言えます。J12は時代を超えて不滅であるべき時計というコンセプトで作られました。そのような理想を実現させた素材がセラミックでした。セラミックは変色やキズにとても強い素材です。J12を開発するため、優れたセラミックを使って時計を作るノウハウを確立し、今現在ではセラミック時計製造の第一人者として業界に君臨しています。そしてデザインは黒と白というシャネルのエスプリで作られました。それまで腕時計といえばステンレス、プラチナ、ホワイトゴールドといった銀系色、または黄金色のイエローゴールドによって作られていました。すぐに人気が上昇した理由はこのような色の要素にあるのかもしれません。